フォーブズ100
こんばんは、ユウです。
今日は「世界長者番付」で有名なフォーブズについて語りたいと思います。
フォーブズでは、毎年世界の資産家ランキングを発表していて、常連のビルゲイツやウォーレンバフェットとといった名だたるお金持ちがランクインしています。
さて、今回一位に輝いたのは、アマゾン創業者のジェフベゾスでした!
ここ数年毎年ランクインしてますね!
やはりコロナ禍の中でアマゾンは着実に業績を伸ばしました。その結果もあり株価も上がり続けて筆頭株主の創業者の資産額も鰻登りに上がって行きました。
とこらで日本の順位はどうだったのでしょうか?
こちらも常連の孫正義と柳井正が日本人でワンツーフィニッシュしました。
孫さんはなんと5兆円!柳生さんも4兆円というとてつもないスケールの資産です。
ヤフーニュースや夜のニュースでも一度は取り上げられるこのランキングですが、このニュースが出ると決まってコメントとして出てくるのが、
「これは社員から搾取した利益だ。許されることじゃない」
とか、
「裏で悪いことをしてるんだ」的なものです。
正直私も、経済の勉強をするまでは同じことを思っていました。
しかし、この手の意見は根本的な勘違いをしています。
それは、資産が増えた理由です。
普通の人が言う資産が増えた理由といえば、一番分かりやすいのが銀行預金ではないでしょうか?
給料日に記帳して、金額が増えていれば分かりやすく「資産」が増えたことになります。
では同じ理由で、孫さんの銀行預金が5兆円になったのでしょうか?
もちろん違います。
実は孫さんも柳生さんも資産のうちのほとんどを「自身が経営する会社の株式」で持っています。
株式投資をしている方であればわかると思いますが、株価は毎日変動しています。 長い目でみれば半分の価値になってしまうことも珍しくありません。 つまり、資産のほとんどはあくまでも、「株式の評価額」のため、大きく変動するのです。 つまり今年、1兆円資産が増えたとしても、来年5000億円資産が減る可能性があります。 そしてその株価を決めるのは孫さんや柳井さん本人ではなく、「市場」、言ってみれば「社会」が決めるのです。 「社会」の人々が、ソフトバンクのサービスやユニクロの商品に魅力を感じなくなったら、当然売上は落ちて行き、最終的には会社の存在も危ぶまれるかもしれません。 倒産したら株価は0円になります。 つまり、飛び続けることによって空を舞うことができる鳥のようなものなのです。 この増えた資産というのは、決して社員や顧客からその分を奪ったものではなく、周りがその企業を評価しているために起こったことなのです。 2021.4.7