営業について考えてみる

こんばんは。

今日は営業について考えてみたいと思います。営業マンというと、夏でも汗だくになってスーツ姿で歩き回っているという姿を思い浮かべる方もいると思います。

営業とは、ある商品やサービスについて取引先に認知してもらい、購入や契約に結びつける役割の仕事になります。

商品やサービスといっても世の中には無数に存在します。コカコーラのように誰でも知っていて1回は必ず使ったことがあるものから、存在すら知らないような商品まで様々です。

そして同じ商品であったとしても値段は様々です。

「牛肉」でいえばスーパーで買えるような100グラム当たり300円のものから専門店でしか買えない1500円を超えるようなものまで色々あります。

私が営業をする中で感じたことがあります。それは、「営業次第でどんなビジネスでもできる」ということです。

例えば、金融商品。 金融商品は、コーラの世界でいうペプシコーラとコカコーラのような違いは全くありません。あるとすればそれを取引する際にかかるコストだけです。つまりどの証券会社や銀行で買っても全く同じ性質、同じものが手に入ります。ではなぜこれだけ多くの証券会社が存在しているのでしょうか。

それを考えてみた時に、結局は「営業の力」なんだということに気がつきました。それはただ訪問してセールスをするだけでなく、営業員と顧客の人間関係、グリップ力とか全てを含めての営業力ということです。

極端な話、水道水をペットボトルに入れて他の天然水と同じように1コ110円で売ったとしてもそれを買う人がいればビジネスは成立するのです。

その会社で無くても買えるものというのは、世の中に出回っているほぼ全ての商品について言えます。

そして一定以上の認知度とネームバリューがあればその商品はひとりでに売れて行きます。

例えば「日清のカップヌードル」。生活する中で、日清食品の営業マンが「カップヌードル食べませんか?」と売りにくることは無いです。私たちは、スーパーやコンビニでそれを買うからです。

新しい商品が出ればスーパーやコンビニには営業していると思いますが、「カップヌードル」ほどの知名度がない商品を売るのはとても労力がかかります。しかし、無名の商品であったとしても、販売エリアや商圏を限定してその中だけで営業活動を頑張れば継続的に買ってくれる人が増えるかもしれません。(2020.7.11)