最近の金融情勢について思うこと
こんにちは、ユウです。
今日は最近の金融情勢について私が思うことをお伝えしたいと思います。
新型コロナウイルスの拡大が一向におさまる気配がありません。
しかし、最近のダウ平均株価、日経平均株価がそれぞれ史上最高値、バブル以降最高値を更新するなど、株式市場は予想外に好況です。
加えて、アメリカ大統領選挙において増税派のバイデンが勝利しましたが、結果に関係なくダウ平均は3万ドルを突破しました。
この理由は単純で、「買う勢力」が強かったからです。
通常の論理では、増税が施行されたら企業業績は落ち込むので株価は下がります。
しかし、結局株を買う人が多ければ株価は上がってきます。
日本の株式市場は、「売買の7割」が外国人投資家(特に欧米の)が行なっていると言われています。
欧米は、日本人と比較しても遥かに投資家の規模や人数が多いです。
様々な思惑が日々の市場を形作っています。株価が上がる→投資家が儲かる→さらに株を買う→さらに上がっていくというスパイラルが起きていると見られます。
しかし、上がり続けていくことはあり得ません!!
特に、日本のように「GDP成長率は先進国中最低レベル」「少子高齢化の加速とそれに伴う財政赤字の拡大」というダブルパンチに見舞われているこの国において、ファンダメンタル的に景気が拡大していくことは考えられません。
短期的には、アメリカの株高の影響によって好況が続くかもしれません。
しかし、長期的には低迷するのではないでしょうか。
このブログを見ていただいている方には、「株価が必ずしも実態を映しているのでは無く、時に厚化粧をしている」ということを覚えておいていただきたいと思います。
どんな株価も「最終的にはファンダメンタルの影響を避けられない」です。
2020.12.4